📋 目次

  1. 『かけ恋』第5話 感想|冬月さんの恋心が切なすぎる……
  2. いつもの自販機前の会話が、毎回違って見える
  3. この気持ちをどう言葉にすればいいんだ……

『かけ恋』第5話 感想|冬月さんの恋心が切なすぎる……

冒頭から冬月さんの恋する姿に心が温かくなる

冒頭では、空野くんとのデートに出かける前の冬月さんの心情が描かれる。演出と作画が重なり合い、冬月さんの心が少しずつ温かくなっていく様子が痛いほど伝わってくるシーンだ。見ているこちらまで胸が温かくなるような、本当にいいシーンだった。時間をかけてメイクをして、服を選ぶ冬月さんの姿には、青春そのものを感じさせられる。

4話で描かれた「見えない世界」の意味がここで繋がる

今回は、4話を見ていたからこそ「あの演出はこういうことだったのか」と腑に落ちる場面があった。4話で空野くんが抱いていた「目が見えないって、どんな風に見えるんだろう」という疑問。その答えが、今回の描写に繋がっている。空野くんは冬月さんを傷つけないよう、優しく声をかけ続ける。その不器用な優しさは、ちゃんと冬月さんに伝わっている。それがなんだか嬉しくて、思わず涙が出そうになった。空野くんの優しさは決して器用なものではないが、その気持ちは確実に冬月さんへ届いている。

「顔が見えたら好きになってくれるのかな」という切なさ

冬月さんには、「顔が見えたら良かったのに」と思う瞬間がある。しかし、たとえ顔が見えていたとしても、冬月さんはきっと空野くんを好きになっていたはずだ。そう思わせてくれるところに、涙腺が緩む。好きだと打ち明けるのは怖い。相手は自分をどう思っているのだろう。目が見えない自分を、受け入れてくれるのだろうか。「障害者だから嫌だと思われないだろうか」という不安は、たまらなく怖いものだろう。だが、たとえ目が見えていたとしても、告白の怖さが消えるわけではない。目が見える・見えないに関係なく、好きな人に気持ちを伝えるのは怖い。だからこそ、冬月さんが今抱えている感情が、驚くほどリアルに感じられるのだ。

「見える・見えない」だけじゃない、恋する気持ち

この作品がすごいのは、冬月さんが「目が見えないことで抱える気持ち」と、「目が見える・見えないに関係なく、恋をすれば誰もが抱く気持ち」の両方を丁寧に描いているところだ。恋をすることで、その二つの感情がより鮮明に浮かび上がってくる。だからこそ視聴者も、冬月さんの気持ちに深く共感できるのだろう。ここまで感情移入できるアニメは久しぶりだ。

🐾 ここまで読んで気になったら

いつもの自販機前の会話が、毎回違って見える

後半では、冬月さんと空野くんがいつもの自販機の前で会話するシーンが描かれる。毎話のように繰り返されるこの場面だが、実は毎回まったく違う空気をまとっている。二人が言葉を交わすたびに、少しずつ距離が近づいていく様子が丁寧に描かれているのだ。今回の会話も本当にもどかしく、それでいてたまらなく良かった。好きな人に近づきたい、でも踏み込むのは怖い。そんな二人の距離感が、いつもの自販機前という同じ場所で、確かに変化していく。このシーンはぜひ実際に見てほしい。

この気持ちをどう言葉にすればいいんだ……

うまく言葉にできないのだが、二人の恋を見ていると胸がぎゅっとなる。もどかしくて、切なくて、それなのに心が温かくなる。ここまで丁寧に恋心を描いてくれるアニメには、なかなか出会えない。

🐾 気になった方はぜひチェック!