📋 目次

  1. これ描いて死ね
  2. ヤニねこ
  3. 透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。

2026年夏アニメが始まって数話が経った。今期はまだ序盤だが、その中でも「これは絶対に見てほしい」と思わせてくれた3作品を、個人的な期待度ランキングとしてまとめた。今期スタートの新作アニメ(1期が過去に放送されていた作品は除く)に絞り、ジャンルも全くバラバラな3本を選んでいる。まだ序盤の感想なので今後変わる可能性はあるが、今の熱量のまま紹介したい。

伊豆王島に住む高校1年生・安海相は、漫画を読むのが大好きな女子高生。ある出来事をきっかけに漫画を“つくる”ことを意識し始め、漫画研究会の設立を目指して奔走していく漫画創作青春譚だ。

今期一番おすすめしたいアニメがこれだ。とにかくバランスがすごくいい。感動して涙が出そうになった次の瞬間には、ギャグでちゃんと笑わせてくる。シリアスに振り切らないからこそ重くなりすぎず、それでいて心にはしっかり刺さる。この絶妙な空気感こそが最大の魅力だと思う。下手くそながらも漫画を描いた相が、顧問になってほしい、漫研の部員になってほしいと頼み込む場面は特に印象的だった。技術ではなく気持ちがのった漫画が、周りの大人や同級生を動かしていく様子に胸が熱くなる。「気持ちが正しくのれば、技術を超えて、脳を揺らすのです」という手島先生の言葉には本当に感動した。相の漫画への想いが、この先どんな作品と人間関係を生んでいくのか楽しみで仕方ない。
人間と獣人が共存する世界で、タバコを吸ってダラダラ生きる獣人・ヤニねこの日常を描くゆるいコメディ。金なし、生活力なし、マナーもモラルも吸い殻と一緒に捨ててきたヤニねこと、面倒見のいい大家さんとの攻防が中心となる。

とにかくやばいアニメ、それに尽きる。だがそれが本当に面白い。個人的に一番好きなのは、ヤニねことでっぷりした大家さんの掛け合いだ。怒られても全く反省しないヤニねこと、口は悪いが根はまっとうな大家さんのテンポが最高で、笑いが止まらない。ヤニねこ以外に登場する猫たちも一癖も二癖もあるヤバい奴らばかりで、破天荒さに拍車がかかっている。新キャラクターが登場するたびにシュールさと勢いがさらにパワーアップしていくのも見どころだ。ガチで面白いので、今後どれだけ笑わせてくれるのか本当に楽しみにしている。
目が見えない冬月小春と、内気な大学生・空野かけるが、少しずつ距離を縮めていく恋愛物語。友人の早瀬優子との対比を通して、人と人が関係を築く難しさや温かさを丁寧に描いている。

主人公・空野くんに強く共感してしまい、物語にどんどん引き込まれる。30分があっという間に感じるほどだ。第1話は派手な展開があるわけではないのに、人と人が関係を築いていく難しさと温かさを丁寧に描いていて印象的だった。冬月さんとどう接すればいいかわからず戸惑いながらも、傷つけたくないという気持ちから少しずつ向き合っていく空野くんの姿は、理想化された優しい主人公ではなく、本当にどこかにいそうな大学生に感じられた。一方、冬月さんの友人・早瀬さんの自然体な接し方も作品に違った魅力を与えている。慎重な空野くんと自然な早瀬さんの対比があるからこそ、人との関わり方について考えさせられる。第1話だけでここまで感情移入できるとは思わなかった。この先二人の関係がどう変化していくのか、続きが楽しみだ。

3作品とも全く違うジャンルながら、序盤からここまで引き込まれるとは思わなかった。2026年夏アニメはこの先も要注目のクールになりそうだ。続きを見ながら、また改めてランキングを更新していきたいと思う。