つぶれかけの遊園地のマスコットキャラクターが、実は別世界からやってきた本物の住人だった——この設定だけで、もう只者ではないとわかる。
甘城ブリリアントパークの主人公・可児江西也は、ある日突然ヒロインに銃を突きつけられ、遊園地の再建を頼まれる。訳もわからないまま引き受けた西也が目にしたのは、経営がボロボロの遊園地と、そこで働く個性的すぎるスタッフたちだった。
特に笑えるのが、看板マスコットのモッフルだ。見た目はふわふわで可愛らしいのに、お酒を片手に下世話な話をしている。この見た目と中身のギャップが、見るたびにじわじわくる。他のマスコットキャラクターたちも揃いも揃って癖が強く、可愛らしい外見に反して言動がどこかおかしい。そのズレが、このアニメ最大のコメディの源だ。
一方で、西也の経営手腕も見どころだ。感情論ではなく、データと論理でパークの問題を一つずつ解決していく。最初はスタッフたちも反発する。自分たちのやり方を変えられることへの抵抗感が、リアルに描かれている。だがそこに西也の本気の熱さが加わると、少しずつ空気が変わっていく。
気づけば全員が同じ方向を向いて、遊園地を守るために動き出している。コメディとして笑えるのに、気づいたら応援していた——そういうアニメだ。
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