頭の中に突然2択の選択肢が現れて、どちらかを選ばないといけない。それだけで十分おかしいのに、出てくる選択肢の内容がとんでもない。「①校庭の真ん中でパン一になる」「②女子更衣室で下半身裸になる」——こんな選択肢を毎回突きつけられる主人公の日常が、このアニメのすべてだ。
主人公・甘草奏は「絶対選択肢」と名付けた呪いに縛られている。脳内に2択が現れ、選んだ方を実行しないと頭が痛くなる。しかもその選択肢が例外なくアホなものばかりで、奏は否応なしに奇行を繰り返してしまう。その結果、校内では「お断り5(ファイブ)」と呼ばれ、女子から白い目で見られ続けている。普通に学園ラブコメをしたいだけなのに、自分の脳が全力で邪魔してくるというタイトル通りの状況だ。
このアニメの最大の魅力は、出てくる選択肢が毎回どちらを選んでも笑えることだ。選択肢Aを選んでも、選択肢Bを選んでも、どちらに転んでもアホな展開になる。「どっちを選ぶんだ」という期待感があって、選んだ後の展開がさらに面白い。このサイクルが毎話続くので、見ていて本当に飽きない。
そしてキャラクターも全員個性的だ。空から落ちてきた謎の美少女ショコラ、表向きは清楚だが素顔は残念なヒロイン、個性豊かなクラスメートたち——誰もが一癖も二癖もあって、奏との掛け合いが毎回テンポよく笑えるものになっている。奏本人もただ振り回されるだけでなく、ちゃんとツッコんでくれるので、見ていてストレスなく笑える。
深いことは何も考えなくていい。ストーリーを追う必要もない。ただ選択肢が出るたびに笑って、展開に驚いて、また笑う。それだけで十分楽しめる。頭を空っぽにして笑いたい時や、何か気楽に見たい時に見てほしい一作だ。
全10話。2013年秋アニメとして放送済み。dアニメストア・U-NEXTなどで視聴できる。
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