高橋留美子といえばうる星やつら、らんま1/2、犬夜叉——そういった名作が先に浮かぶ人が多いだろう。だが境界のRINNEも、間違いなくおすすめできる一作だ。
主人公の六道りんねは死神だが、とにかく貧乏だ。除霊の仕事をしながらも日々の生活はカツカツで、お金のためなら多少無理もする。そのせこさと必死さが、シュールに笑えて仕方ない。一方、クラスメイトの間宮桜は霊が見える女の子で、りんねの除霊を手伝うようになる。基本的に感情をあまり表に出さず、時々さらっとドライな発言をするのがたまらなくいい。
この二人の掛け合いが、このアニメの核だ。お金に目がないりんねと、淡々としている桜。真逆のようで、なぜかうまく噛み合っている。お互いに気があるような雰囲気があるのに、なかなか進展しない。邪魔が入る。また振り出しに戻る——このお決まりのパターンが、高橋留美子作品ならではの心地よいテンポで続いていく。
さらに周りのキャラクターたちが、また濃い。個性豊かな面々がりんねと桜の周りをにぎやかに彩り、毎回何かしら笑えることが起きる。知名度こそ高くないが、見始めたらじわじわクセになる——そういう作品だ。
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