最初はただの痛いキャラに見える。自称「狂気のマッドサイエンティスト」を名乗る主人公・岡部倫太郎が、秋葉原の古いビルでラボメンたちと過ごす日常は、どこかゆるくて笑える。でも物語が動き始めた瞬間、このアニメは全く別の顔を見せる。

タイムマシンの発明が引き起こした歪みが、幼馴染・まゆりの命を奪う運命を作り出してしまう。それを変えようとタイムリープを繰り返すのだが、何度やっても失敗して戻ってくる。その繰り返しがじわじわとつらくなっていく。でも岡部は諦めない。

そこで共に戦うのが、牧瀬紅莉栖だ。普段はツンとしていて、岡部との口喧嘩が絶えない。でもふとした瞬間に見せる照れた表情や、本音が滲み出る言葉が愛おしい。二人の掛け合いはずっと見ていられる面白さで、シリアスな展開の中でも自然と笑顔になれる。

ラボメンたちとの会話も見どころだ。個性豊かなメンバーが織りなすやりとりは、毎回テンポよく笑えて、この空間が好きになる。

まゆりと紅莉栖、どちらも大切な存在をどう救うのか。その答えに向かっていく過程は、最後まで目が離せない。

全25話。dアニメストアで視聴できる。